技術(非IT系)

800メートルの世界記録は?日本記録も!(男子・女子・中学生・高校生・陸上競技など)

当サイトでは記事内に広告を含みます

「800メートル走の世界記録って何秒なんだろう?」と陸上競技に興味を持ったとき、または体育の授業や大会の前に気になったことはないでしょうか。

800メートルは中距離走の代表的な種目であり、瞬発力と持久力の両方が求められる非常に過酷なレースとして知られています。

この記事では、800メートル走の世界記録・日本記録・中学生・高校生の記録を男女別に詳しく解説していきます。

記録の背景にある選手情報や陸上競技の楽しみ方まで幅広くカバーしていますので、陸上ファンの方も競技初心者の方もぜひ最後までお読みください。

800メートル男子世界記録は1分40秒91(デイビッド・ルディシャ)

それではまず、800メートル走の世界記録という核心から解説していきます。

男子800メートル走の世界記録は、ケニアのデイビッド・ルディシャ選手が2012年のロンドンオリンピックで樹立した1分40秒91です。

この記録は現在も破られておらず、陸上中距離界で最も長く維持されている世界記録の一つとなっています。

1分40秒91という記録は、800メートルを平均時速約28.6km/hで走り切ったことを意味します。

100メートルあたり約12.6秒というペースを維持しながら2周(400mトラック2周)を走る驚異的なパフォーマンスで、観客・競技者を問わず世界中を驚かせた伝説的なレースです。

ルディシャ選手はこのレースで自らが持っていた前世界記録(1分41秒01)を更新し、全選手がそれぞれの自己ベストを更新するという歴史的な展開になりました。

800メートル女子世界記録は1分53秒28(ヤルモラ・クラトフビロバ)

女子800メートル走の世界記録は、チェコスロバキア(当時)のヤルモラ・クラトフビロバ選手が1983年に樹立した1分53秒28です。

この記録は40年以上にわたって更新されておらず、陸上競技全種目を通じて最も古い世界記録の一つとして知られています。

近年、世界トップ選手たちが1分55〜56秒台の記録を出すようになってきていますが、1分53秒28という壁はいまだ破られていません。

40年以上破られていない女子800m世界記録は、陸上競技界最大の謎の一つとして常に注目を集めています。

男女の世界記録を比較してみよう

男女の800メートル世界記録を比較すると、興味深い事実が浮かび上がります。

区分 世界記録 選手名 樹立年・大会
男子 1分40秒91 デイビッド・ルディシャ(ケニア) 2012年 ロンドン五輪
女子 1分53秒28 ヤルモラ・クラトフビロバ(チェコスロバキア) 1983年 ミュンヘン

男子記録が2012年に更新されている一方、女子記録は1983年のままという対照的な状況です。

男女の記録差は約12秒37であり、800メートルという距離において男女間には約12%の記録差があることになります。

女子世界記録は40年以上不滅の記録として陸上界に君臨しており、その更新は陸上ファンにとって最大の関心事の一つとなっています。

800メートルのオリンピック優勝記録の推移

オリンピックにおける800メートル男子の優勝記録の推移を確認しておきましょう。

開催年 開催地 優勝記録(男子) 優勝選手
2004年 アテネ 1分44秒45 ユスフ・サード・カメル(バーレーン)
2008年 北京 1分44秒65 ウィルフレッド・ブンゲイ(ケニア)
2012年 ロンドン 1分40秒91(WR) デイビッド・ルディシャ(ケニア)
2016年 リオデジャネイロ 1分42秒15 デイビッド・ルディシャ(ケニア)
2020年 東京 1分45秒04 エマニュエル・ウィニョット(ケニア)

2012年ロンドン五輪のルディシャ選手の走りがいかに突出していたかが、この記録推移からも明らかです。

2020年東京五輪の優勝記録でさえ1分45秒04であり、世界記録との差は約4秒以上あります。

800メートル日本記録を確認しよう

続いては、800メートル走の日本記録について確認していきます。

世界記録との差や、日本人選手の活躍についても詳しく見ていきましょう。

男子800メートル日本記録

男子800メートルの日本記録は、川元奨選手が保持しており、1分45秒75という記録です(2023年時点)。

この記録は日本国内では傑出した数字ですが、世界記録(1分40秒91)との差は約4秒84あります。

800メートルにおいて4秒という差は非常に大きく、国際大会での上位進出がいかに難しいかを示しています。

日本の男子800mにおいては、1分44秒台以内に入ることが世界大会での決勝進出ラインとして認識されており、その水準への到達が長年の課題となっています。

女子800メートル日本記録

女子800メートルの日本記録は、久保倉里美選手が2008年北京オリンピックで記録した1分58秒65です。

この記録は長年更新されておらず、日本女子中距離界の伸び悩みを示す一つの指標ともなっています。

世界記録(1分53秒28)との差は約5秒37あり、世界のトップ選手との差を埋めることが日本女子800mの大きな課題です。

800メートル日本記録まとめ:

男子:1分45秒75(川元奨選手)

女子:1分58秒65(久保倉里美選手・2008年北京五輪)

男女ともに世界記録との差は約4〜5秒程度

日本記録と世界記録の差を縮めるための課題

800メートル競技において、日本と世界の差を縮めるためにはどのような課題があるのでしょうか。

世界のトップ選手の多くはアフリカ(ケニア・エチオピア・アルジェリアなど)出身であり、遺伝的な特性・高地トレーニング環境・幼少期からの走り込みなど複合的な要因が世界記録水準の走りを支えています。

日本選手が世界で戦うためには、戦術的なレース運び・スピード持久力の向上・海外での競技経験の積み重ねが重要とされています。

800メートルは純粋な速さだけでなく戦術・駆け引き・ラスト200mのスプリント力が勝敗を分ける種目であり、日本選手のさらなる活躍が期待されます。

中学生・高校生の800メートル記録

続いては、中学生・高校生の800メートル記録について確認していきます。

学校体育や部活動で800メートルに取り組む若い選手たちの目標となる記録を把握しておきましょう。

中学生の800メートル記録の目安

中学生の800メートルは、全国中学校体育大会(全中)において毎年日本一を争う重要な種目です。

全中での上位記録は男子で1分52〜55秒前後、女子では2分05〜10秒前後が競技レベルの目安となっています。

一般的な中学生の平均タイムは男子で2分10〜30秒程度、女子で2分30〜50秒程度とされており、2分を切れる中学生は全国レベルの実力者といえるでしょう。

中学男子で1分55秒以内、中学女子で2分10秒以内は全国大会水準のタイムとして目安にされることが多いです。

高校生の800メートル記録の目安

高校生の800メートルは、全国高等学校総合体育大会(インターハイ)が最大の舞台です。

インターハイでの優勝タイムは男子で1分47〜50秒前後、女子では2分03〜07秒前後が近年の水準となっています。

カテゴリー 全国大会水準(男子) 全国大会水準(女子)
中学生(全中) 1分52〜55秒 2分05〜10秒
高校生(インターハイ) 1分47〜50秒 2分03〜07秒
大学生・一般(日本選手権) 1分46〜48秒 2分00〜04秒

高校生から大学・一般にかけて男子は1分46〜48秒台、女子は2分00〜04秒台が国内トップレベルの目安です。

高校男子で1分50秒を切れると全国上位を狙える実力者として評価される水準になります。

800メートルのトレーニング方法と記録向上のコツ

800メートルの記録を向上させるためには、どのようなトレーニングが効果的でしょうか。

800メートルは有酸素系と無酸素系のエネルギー供給を両方使う種目であるため、スピード系のトレーニングと持久力系のトレーニングをバランスよく組み合わせることが重要です。

インターバルトレーニング(400m×4本など)、テンポ走(設定ペースより少し速いペースでの走り込み)、レペティション(全力に近いペースでの短距離走)などが800mの練習として効果的とされています。

800mのレースは「最初の400mをどのペースで入るか」という戦略が非常に重要であり、ペース配分の練習も記録向上に直結するでしょう。

まとめ

この記事では、「800メートルの世界記録は?」という疑問を中心に、男女の世界記録・日本記録・中学生・高校生の記録水準について詳しく解説しました。

男子800m世界記録:1分40秒91(デイビッド・ルディシャ、2012年ロンドン五輪)

女子800m世界記録:1分53秒28(ヤルモラ・クラトフビロバ、1983年)で40年以上不滅

日本記録は男子1分45秒75、女子1分58秒65で、世界との差は約4〜5秒。

800メートルは速さと持久力・戦術が融合した魅力的な中距離種目です。

世界記録の壁に挑み続けるトップ選手たちの走りを観戦しながら、中学生・高校生の選手たちが記録更新に挑む姿も合わせて楽しんでいただければ幸いです。

陸上競技の中でも特にドラマが生まれやすい800メートルに、ぜひ注目してみてください。