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光度の単位は?換算・変換も(cdやlmやルクスやlm/sr等)読み方や一覧は?

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光の明るさを表すとき、私たちはさまざまな単位に出会います。

照明設計や写真撮影、天文学など、あらゆる分野で「光度」「光束」「照度」といった概念が登場しますが、それぞれの単位の違いや換算方法を正確に理解している方は意外と少ないのではないでしょうか。

本記事では、光度の単位であるcd(カンデラ)をはじめ、lm(ルーメン)、ルクス(lx)、lm/srなどの読み方や意味、相互の換算・変換方法をわかりやすく解説していきます。

単位の一覧も表でまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

光度の単位はcd(カンデラ)が基本!lm・lx・lm/srとの違いも理解しよう

それではまず、光度の単位と各記号の基本的な位置づけについて解説していきます。

光度の単位は何か、という問いへの結論からお伝えすると、光度の単位は「cd(カンデラ)」です。

カンデラはSI基本単位のひとつであり、光源がある特定の方向へ放射する光の強さを表すものです。

タイトルにもある「光度の単位は?換算・変換も(cdやlmやルクスやlm/sr等)読み方や一覧は?」という疑問は、光に関わる単位が複数あるために生じやすい混乱を表しているでしょう。

それぞれの単位は「何を測るか」によって異なるため、まずは各単位が指す物理量を整理することが大切です。

光に関連する主な物理量と単位の対応関係はこちらです。

光度(Luminous Intensity)… cd(カンデラ)

光束(Luminous Flux)… lm(ルーメン)

照度(Illuminance)… lx(ルクス)

輝度(Luminance)… cd/m²(カンデラ毎平方メートル)

光束発散度(Luminous Exitance)… lm/m²

「cd」は光源が特定方向に向けて発する光の強さを示し、「lm」はあらゆる方向に放射される光のエネルギー総量を示します。

一方、「lx(ルクス)」は照らされた面がどれくらい明るいかを表す照度の単位であり、光源側ではなく受光面側の明るさを示す点が特徴的です。

「lm/sr」はルーメン毎ステラジアンとも呼ばれ、これはカンデラと同義の表現になります。

つまり、1 cd = 1 lm/srという関係が成り立ちます。

光度に関する各単位の読み方と意味の一覧

続いては、光度をはじめとした光に関連する各単位の読み方と意味を詳しく確認していきます。

光の単位には略号が多く使われますが、初めて見た方には読み方がわかりにくいものも少なくありません。

以下の表で、主要な光の単位をまとめて確認してみましょう。

単位記号 読み方 物理量 意味・概要
cd カンデラ 光度 光源が特定方向へ放射する光の強さ。SI基本単位。
lm ルーメン 光束 光源が全方向に放射する光のエネルギーの総量。
lx ルクス 照度 単位面積あたりに入射する光束の量。受光面の明るさ。
lm/sr ルーメン毎ステラジアン 光度 cdと同義。1 cd = 1 lm/sr。
cd/m² カンデラ毎平方メートル 輝度 光源や反射面の単位面積あたりの光度。眩しさの指標。
lm/m² ルーメン毎平方メートル 照度・光束発散度 lxと同義(照度)、または面から放射される光束(光束発散度)。
sr ステラジアン 立体角 三次元的な角度の単位。球面上の面積÷半径²。

cd(カンデラ)の読み方と定義

「cd」は「カンデラ(candela)」と読みます。

カンデラはSI(国際単位系)の7つの基本単位のひとつであり、光度を表す公式な単位です。

もともとはろうそく1本分の明るさを基準にしていたことから、「candela(ラテン語でろうそく)」という名称が付けられた歴史があります。

現在の定義では、特定の周波数の光(540×10¹²Hz)に対し、所定の放射強度を持つ光源の光度が1 cdと定められています。

lm(ルーメン)の読み方と定義

「lm」は「ルーメン(lumen)」と読みます。

光束の単位であり、光源が1秒間にどれだけの光エネルギーを放出しているかを示すものです。

電球やLED照明の明るさをパッケージで確認すると「〇〇lm」と表記されていますが、これは全方向に出る光の総量を意味します。

1 lmは、1 cdの光源が1 srの立体角内に放射する光束として定義されます。

lx(ルクス)の読み方と定義

「lx」は「ルクス(lux)」と読みます。

照度を表す単位であり、1 lxは1 m²の面積に1 lmの光束が均一に当たるときの照度に相当します。

オフィスの照明設計では「執務空間は500 lx以上」などの基準が設けられており、日常生活でも非常に身近な単位といえるでしょう。

lm/m²と同義の表現であり、lxとlm/m²はまったく同じ量を示します。

光度・光束・照度の換算・変換方法

続いては、cd・lm・lxなどの単位間の換算・変換方法を確認していきます。

光の単位を実際に扱う際には、異なる物理量の間での換算が必要になる場面が多くあります。

それぞれの換算式と具体的な計算例をセットで覚えておくと大変便利です。

cdとlmの換算(光度から光束へ)

光度(cd)と光束(lm)の関係は、立体角(sr、ステラジアン)を介して結びついています。

基本の換算式

光束(lm) = 光度(cd) × 立体角(sr)

例として、全方向(全立体角 = 4π sr ≒ 12.57 sr)に均等に光を放射する光源の光度が100 cdの場合

光束 = 100 cd × 4π sr ≒ 1257 lm

つまり、同じ光度でも放射する方向や範囲によって光束(lm)の値は変わります。

スポットライトのように一方向に絞った光は、全方向に広がる光と比べて同じ光束であっても高い光度を示すでしょう。

lmとlxの換算(光束から照度へ)

光束(lm)と照度(lx)の関係は、光が当たる面積を介して計算します。

基本の換算式

照度(lx) = 光束(lm) ÷ 面積(m²)

例として、1000 lmの光源が4 m²の面を均一に照らす場合

照度 = 1000 lm ÷ 4 m² = 250 lx

照度は光源から照らされる面の広さに依存するため、同じ光束でも面積が大きくなるほど照度(lx)の値は下がります。

部屋の照明を設計する際には、この換算式が基本として活用されています。

cdとlxの関係(距離を含む換算)

光度(cd)と照度(lx)の間には、距離(m)が関係してきます。

基本の換算式(逆二乗の法則)

照度(lx) = 光度(cd) ÷ 距離²(m²)

例として、光度500 cdの光源から3 m離れた面の照度は

照度 = 500 ÷ 3² = 500 ÷ 9 ≒ 55.6 lx

この関係は「逆二乗の法則」と呼ばれており、距離が2倍になると照度は4分の1になります。

距離が照度に大きく影響することを理解しておくと、照明の設置計画や撮影環境の調整に役立つでしょう。

光度に関連する単位の比較一覧と実際の使われ方

続いては、光度に関連する各単位が実際にどのような場面で使われているかを確認していきます。

単位の定義や換算式を理解したうえで、実際の使われ方も把握しておくとより実用的な知識になります。

照明設計での主な使用単位

照明設計の現場では、照度(lx)が最もよく使われる単位のひとつです。

JIS(日本工業規格)では、空間の用途に応じた推奨照度が定められており、以下のような目安があります。

場所・用途 推奨照度(lx)
オフィス(一般事務) 300〜750 lx
学校の教室 300〜500 lx
手術室 10000〜100000 lx
廊下・通路 50〜100 lx
住宅のリビング 100〜300 lx
屋外(晴天時の直射日光) 約100000 lx

一方、光源の選定では「何ルーメン(lm)の電球を選ぶか」という形でlmが使われることが多く、スペック表でも確認できます。

天文学・写真撮影での光度単位の扱い

天文学においては「光度」という言葉が天体の絶対的な明るさを指すこともあり、単位系が異なる場合があります。

天体の明るさを示す「等級(マグニチュード)」はルーメンやカンデラとは別系統の指標ですが、これも光度の概念に基づいています。

写真撮影においては照度(lx)を測る「照度計」が用いられ、適切な露出設定のために活用されます。

現場の状況に応じて使う単位が変わるため、それぞれの意味を正確に把握しておくことが重要です。

lm/srとcdが同じ理由を理解する

先述のとおり、1 cd = 1 lm/srという関係が成立します。

これはカンデラの定義そのものに基づいたもので、「1ステラジアンの立体角内に1ルーメンの光束を放射する光度が1カンデラ」というのが定義の根拠です。

整理すると、cdとlm/srは「同じ物理量を異なる形で表現したもの」です。

計算の流れによってどちらの表記を使うかが変わりますが、数値としては常に一致します。

lm/srという表現は、光束と立体角の関係から光度を導くときにより直感的に理解しやすい表現といえるでしょう。

まとめ

本記事では「光度の単位は?換算・変換も(cdやlmやルクスやlm/sr等)読み方や一覧は?」というテーマに沿って、光に関連する各単位の読み方・意味・換算方法を解説してきました。

光度の単位はcd(カンデラ)であり、SI基本単位のひとつとして光源の方向別の光の強さを示します。

lm(ルーメン)は光束、lx(ルクス)は照度、cd/m²は輝度を表すものであり、それぞれが異なる物理量に対応しています。

lm/srはカンデラと同義であり、1 cd = 1 lm/srという関係は単位の定義から導かれるものです。

換算においては、cdとlmの変換には立体角(sr)が、lmとlxの変換には面積(m²)が、cdとlxの変換には距離(m)の二乗が関係します。

これらの単位と換算式を正確に理解することで、照明設計や製品選びの際に大きな助けとなるでしょう。

それぞれの単位が「何を測るための指標か」を意識しながら活用してみてください。