料理やDIY、海外のレシピを見ていると「クォート」という単位に出会うことがあります。
日本では馴染みの薄い単位ですが、アメリカやイギリスなどの英語圏では日常的に使われている体積・容量の単位です。
「1クォートは何リットル?」と疑問に思ったことがある方も多いのではないでしょうか。
本記事では、クォートとリットルの単位換算・変換方法をわかりやすく解説していきます。
例題や表も交えながら丁寧に説明しますので、ぜひ最後までご覧ください。
1クォートは何リットル?まず結論からお伝えします!
それではまず、「1クォートは何リットルか」という結論からお伝えしていきます。
1クォートは何リットル?クォートとリットルの単位換算・変換方法を例題付きで解説!というテーマで本記事をお届けしていますが、まずは肝心の答えを確認しておきましょう。
クォートには「アメリカ液量クォート」と「イギリスクォート(英クォート)」の2種類が存在します。
アメリカ液量クォート(US liquid quart)は、約0.946リットル(946ml)です。
イギリスクォート(Imperial quart)は、約1.136リットル(1136ml)です。
日本でよく見かけるのはアメリカ式のクォートです。
アメリカのレシピや製品説明では、このUS液量クォートが使われていることがほとんどでしょう。
一方、イギリスやカナダなどではImperial(帝国単位)のクォートが用いられることもあるため、どちらの単位かを確認することが大切です。
以下の表で2種類のクォートをリットルに換算した値をまとめていますので、参考にしてみてください。
| 単位の種類 | 1クォートのリットル換算 | 主な使用国 |
|---|---|---|
| アメリカ液量クォート(US qt) | 約0.946 L(946 ml) | アメリカ |
| イギリスクォート(Imperial qt) | 約1.136 L(1136 ml) | イギリス・カナダなど |
アメリカ式とイギリス式では約190mlもの差があります。
レシピの換算をするときは、どちらのクォートが使われているかを必ず確認するようにしましょう。
クォート(quart)とはどんな単位?
クォートとは、主に英語圏で使われる体積・容量を表す単位です。
英語では「quart」と書き、省略記号は「qt」が用いられます。
もともとはラテン語の「quartus(4番目・4分の1)」に由来しており、1ガロンの4分の1という意味を持っています。
液体の計量に使われることが多く、牛乳や飲料、料理の材料を測る際に登場することがよくあります。
リットル(L)とはどんな単位?
リットルは、国際単位系(SI単位系)において体積を表す単位です。
「L」または「l」と表記され、日本を含む多くの国で広く使われています。
1リットルは1000ミリリットル(ml)であり、水1リットルの重さはおよそ1kgと覚えておくと便利でしょう。
ペットボトルやコップの容量など、日常的な場面でも頻繁に登場する馴染み深い単位です。
クォートとリットルの基本的な関係
クォートとリットルはどちらも体積を表す単位ですが、由来や使われる地域が異なります。
アメリカ式のクォートはリットルよりもわずかに小さく、1 US qt ≈ 0.946 Lという関係です。
イギリス式のクォートはリットルよりもわずかに大きく、1 Imperial qt ≈ 1.136 Lという関係になっています。
日常的な換算では「1クォートはほぼ1リットル」と覚えておくと目安になりますが、正確な計算が必要な場面では上記の値を使うようにしましょう。
クォートとリットルの単位換算・変換方法を徹底解説!
続いては、クォートとリットルの具体的な換算・変換方法を確認していきます。
料理や実験、業務など様々な場面で役立てられるよう、計算式をしっかり押さえておきましょう。
クォートをリットルに変換する計算式
クォートをリットルに変換するときは、以下の計算式を使います。
アメリカ式(US qt → L)
リットル = クォート × 0.946353
イギリス式(Imperial qt → L)
リットル = クォート × 1.136523
アメリカ式の場合、クォートの数に0.946353を掛けることでリットルに変換できます。
小数点以下の細かい値ですが、日常的な換算では「クォート × 0.946」と覚えておけば十分でしょう。
イギリス式の場合は、クォートの数に1.136523を掛けます。
日常的には「クォート × 1.136」と覚えておくと便利です。
リットルをクォートに変換する計算式
反対に、リットルをクォートに変換したい場合は以下の計算式を使います。
アメリカ式(L → US qt)
クォート = リットル ÷ 0.946353(または × 1.056688)
イギリス式(L → Imperial qt)
クォート = リットル ÷ 1.136523(または × 0.879877)
リットルをクォートに変換する際は、先ほどの換算係数で割るか、逆数を掛けると求められます。
計算が難しい場合は、「リットル ÷ 0.946」がアメリカ式の目安として使いやすいでしょう。
換算早見表(クォート → リットル)
よく使われるクォートの値をリットルに換算した早見表を以下にまとめます。
料理や業務の現場でそのままご活用ください。
| クォート(US qt) | リットル(L)換算値 |
|---|---|
| 0.5 qt | 約 0.473 L |
| 1 qt | 約 0.946 L |
| 2 qt | 約 1.893 L |
| 3 qt | 約 2.839 L |
| 4 qt | 約 3.785 L |
| 5 qt | 約 4.732 L |
| 10 qt | 約 9.464 L |
4クォートがほぼ3.785リットルというのは、1ガロン(3.785L)と一致します。
「1ガロン = 4クォート」という関係も合わせて覚えておくと、換算がさらにスムーズになるでしょう。
例題で確認!クォート・リットル換算の実践練習
続いては、例題を使ってクォートとリットルの換算を実際に練習していきます。
具体的な数字で計算することで、換算のイメージが掴みやすくなるでしょう。
例題1:2クォートは何リットル?
問題:2 US qt は何リットルでしょうか?
計算式:2 × 0.946353 = 1.892706 L
答え:約 1.893 L(約 1893 ml)
2クォートはおよそ1.893リットルです。
2リットルのペットボトルよりもわずかに少ない量と覚えると、イメージしやすいでしょう。
料理などで「2 qt」と書かれていたら、ほぼ2リットル分の液体と考えておけば大きくは外れません。
例題2:5リットルは何クォート?
問題:5 L は何 US qt でしょうか?
計算式:5 ÷ 0.946353 = 5.28344 qt
答え:約 5.283 US qt
5リットルはおよそ5.283クォートに相当します。
リットルの値とクォートの値がほぼ同程度であることが、この例からも確認できます。
アメリカのレシピや製品に合わせて換算する際は、「リットル ÷ 0.946」を目安にすると良いでしょう。
例題3:3.5クォートは何ミリリットル?
問題:3.5 US qt は何ミリリットルでしょうか?
計算式:3.5 × 0.946353 = 3.312235 L → 3312.235 ml
答え:約 3312 ml(約 3.312 L)
3.5クォートはおよそ3312ミリリットル、つまり約3.312リットルです。
ミリリットルに変換するには、まずリットルに換算してから1000を掛けるという手順が確実でしょう。
計算の順序を意識することで、ミリリットル・リットル・クォートの3つを行き来する換算もスムーズに行えます。
クォートと他の単位との関係も確認しよう!
続いては、クォートとその他の関連する単位との関係についても確認していきます。
ガロンやパイント、カップといった単位とのつながりを理解することで、英語圏の計量単位全体の体系がよりはっきりと見えてくるでしょう。
ガロン・クォート・パイント・カップの関係
アメリカの体積単位には、ガロンを頂点とした階層的な関係があります。
1 ガロン(gallon)= 4 クォート(quart)
1 クォート(quart)= 2 パイント(pint)
1 パイント(pint)= 2 カップ(cup)
1 カップ(cup)= 約 236.6 ml
この関係を覚えておくと、アメリカのレシピで登場するどの単位も相互に換算しやすくなります。
例えば、「1 qt = 4 カップ」という関係もすぐに導けます。
ガロン・クォート・パイント・カップはすべて「2倍・4倍」のシンプルな関係で成り立っているため、覚えやすい体系といえるでしょう。
ガロンとリットルの換算も確認
クォートと並んでよく登場するガロンとリットルの関係も押さえておきましょう。
| 単位 | リットル換算(US単位) |
|---|---|
| 1 ガロン(US gallon) | 約 3.785 L |
| 1 クォート(US qt) | 約 0.946 L |
| 1 パイント(US pint) | 約 0.473 L |
| 1 カップ(US cup) | 約 0.237 L(237 ml) |
| 1 液量オンス(US fl oz) | 約 0.0296 L(29.6 ml) |
一覧で見ると、それぞれの単位の大きさのイメージが掴みやすくなります。
クォートはガロンの4分の1、パイントの2倍という位置づけです。
クォートが使われる具体的な場面
クォートは主に以下のような場面で使われています。
料理やお菓子作りのレシピでは、スープや飲み物の量を「qt」で表記することが多くあります。
アメリカの牛乳パックや飲料製品のラベルにも「1 qt」と記載されているものが見受けられます。
また、エンジンオイルや工業用の液体製品の容量表示にもクォートが使われることがあります。
日本でもアメリカ製品を購入する際や、海外のウェブサイトで商品を注文する際に目にすることがあるため、知っておくと大変便利でしょう。
まとめ
本記事では、「1クォートは何リットル?クォートとリットルの単位換算・変換方法を例題付きで解説!」というテーマで詳しくご説明してきました。
最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう。
アメリカ式の1クォート(US qt)は約0.946リットル、イギリス式の1クォート(Imperial qt)は約1.136リットルです。
日本でよく出会うのはアメリカ式のクォートであるため、「1クォート ≈ 0.946リットル」という換算値を押さえておくと実用的でしょう。
クォートをリットルに変換するには「クォート × 0.946」、リットルをクォートに変換するには「リットル ÷ 0.946」という計算式が基本です。
また、クォートはガロン・パイント・カップと深く関連する単位であり、「1ガロン = 4クォート = 8パイント = 16カップ」という体系を理解しておくとさらに便利です。
海外レシピや製品の容量を確認する際には、ぜひ本記事の換算式や早見表を活用してみてください。