ネットワークの設定を行う際に「サブネットマスクって何?どうやって確認するの?」と疑問に感じたことはありませんか?
サブネットマスクはIPアドレスと密接に関わる重要な設定値であり、ネットワークの範囲を正しく理解するうえで欠かせない知識です。
しかし、普段あまり意識することがないため、いざ確認しようとしたときにどこを見ればいいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
本記事では、サブネットマスクの調べ方や確認する方法をわかりやすく解説していきます。
WindowsやMacそれぞれの操作手順はもちろん、サブネットマスクの基本的な仕組みやIPアドレスとの関係、ネットワーク範囲の計算方法まで幅広くカバーしていますので、ぜひ最後までお読みください。
サブネットマスクの調べ方は?確認する方法をわかりやすく解説!(IPアドレス・ネットワーク・範囲など)
それではまず、サブネットマスクの調べ方と確認方法の結論について解説していきます。
サブネットマスクを確認するには、使用しているOSの設定画面やコマンドプロンプト・ターミナルを使う方法が最も手軽です。
Windowsであれば「ipconfig」コマンド、Macであれば「ifconfig」または「ipconfig getifaddr」コマンドを使うことで、すぐに確認できます。
ルーターの管理画面からも確認できるため、デバイスの種類や状況に応じて適切な方法を選ぶとよいでしょう。
サブネットマスクの主な確認方法まとめ
Windows → コマンドプロンプトで「ipconfig」を実行
Mac → ターミナルで「ifconfig」を実行
ルーター管理画面 → ブラウザからルーターのIPアドレスにアクセスして確認
どの方法でも、IPアドレスとセットでサブネットマスクが表示されます。
それぞれの手順については、後ほど詳しく説明していきますので、自分の環境に合った方法を参考にしてみてください。
サブネットマスクとは?IPアドレスとの関係を理解しよう
続いては、サブネットマスクの基本的な概念とIPアドレスとの関係を確認していきます。
サブネットマスクの基本的な意味
サブネットマスクとは、IPアドレスのうちどの部分がネットワークアドレスで、どの部分がホストアドレスかを区別するための値です。
IPアドレスは「192.168.1.10」のような形式で表されますが、この数字だけではどこまでがネットワークを示す部分なのかがわかりません。
そこでサブネットマスクを使うことで、ネットワーク部とホスト部を明確に分けることができます。
一般的な家庭用ネットワークでは「255.255.255.0」というサブネットマスクがよく使われます。
IPアドレスとサブネットマスクの組み合わせ
IPアドレスとサブネットマスクは常にセットで考える必要があります。
たとえば、IPアドレスが「192.168.1.10」でサブネットマスクが「255.255.255.0」の場合、「192.168.1」の部分がネットワーク部、「10」の部分がホスト部となります。
これにより、同じネットワーク内の機器かどうかを判断できるようになるわけです。
ネットワーク機器同士の通信において、この識別は非常に重要な役割を果たしています。
プレフィックス長(CIDR表記)との関係
サブネットマスクは「255.255.255.0」のような表記のほかに、「/24」のようなCIDR(Classless Inter-Domain Routing)表記でも表されることがあります。
この「/24」という数字は、ネットワーク部のビット数を示しています。
255.255.255.0を2進数に変換すると、1が24個連続するため、/24と表記されます。
ネットワーク設定やルーターの管理画面でもよく見かける表記なので、覚えておくと便利でしょう。
| サブネットマスク | CIDR表記 | ホスト数(最大) |
|---|---|---|
| 255.0.0.0 | /8 | 約1677万台 |
| 255.255.0.0 | /16 | 約6万5千台 |
| 255.255.255.0 | /24 | 254台 |
| 255.255.255.128 | /25 | 126台 |
| 255.255.255.192 | /26 | 62台 |
Windowsでサブネットマスクを確認する方法
続いては、Windowsでサブネットマスクを確認する具体的な手順を見ていきます。
コマンドプロンプトを使った確認方法
Windowsでサブネットマスクを調べるとき、最もすばやく確認できるのがコマンドプロンプトを使った方法です。
手順は以下のとおりです。
① Windowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開く
② 「cmd」と入力してEnterキーを押す
③ コマンドプロンプトが開いたら「ipconfig」と入力してEnterキーを押す
④ 表示された結果の「サブネットマスク」の項目を確認する
実行結果には「IPv4 アドレス」「サブネットマスク」「デフォルトゲートウェイ」などが一覧で表示されます。
Wi-Fiとイーサネットの両方が表示される場合は、使用しているインターフェースの欄を確認するようにしましょう。
ネットワーク設定画面からの確認方法
コマンド操作が不安な方は、Windowsのネットワーク設定画面からGUIで確認することも可能です。
手順は次のとおりです。
① スタートメニューから「設定」を開く
② 「ネットワークとインターネット」を選択する
③ 接続中のネットワーク(Wi-FiまたはイーサネットT)をクリック
④ 「ハードウェアのプロパティ」または「詳細の表示」を選択する
⑤ 「サブネットマスク」または「IPv4サブネットマスク」の欄を確認する
画面の表示はWindowsのバージョンによって多少異なることがありますが、基本的な手順はほぼ共通しています。
PowerShellを使った確認方法
より詳細な情報を確認したい場合は、PowerShellを使った確認方法も便利です。
PowerShellを管理者権限で開き、以下のコマンドを入力することで確認できます。
コマンド例
Get-NetIPAddress | Select-Object IPAddress, PrefixLength, InterfaceAlias
このコマンドを実行すると、IPアドレスとプレフィックス長(サブネットマスクに相当)がインターフェース名とともに一覧表示されます。
ipconfigよりも整理された形式で表示されるため、複数のネットワークインターフェースが存在する環境では特に見やすく感じるでしょう。
MacやスマートフォンでサブネットマスクTを確認する方法
続いては、MacやスマートフォンでサブネットマスクTを確認する手順を見ていきます。
Macのターミナルを使った確認方法
Macでサブネットマスクを確認するには、ターミナルアプリを使ってコマンドを入力する方法が確実です。
① アプリケーション → ユーティリティ → ターミナルを起動する
② 「ifconfig」と入力してEnterキーを押す
③ 表示された結果の中から「en0」(Wi-Fi)または「en1」(イーサネット)の欄を確認する
④ 「netmask」の横に表示された16進数の値がサブネットマスクに相当する
例:netmask 0xffffff00 → 255.255.255.0
16進数で表示されるため少しわかりにくいかもしれませんが、「0xffffff00」は「255.255.255.0」と同じ意味ですので覚えておくとよいでしょう。
Macのシステム設定からGUIで確認する方法
コマンドを使わずに確認したい場合は、MacのシステムTT設定からネットワーク情報を確認できます。
① Appleメニュー → 「システム設定」(または「システム環境設定」)を開く
② 「ネットワーク」を選択する
③ 接続中のネットワーク(Wi-Fiなど)を選択し「詳細」をクリック
④ 「TCP/IP」タブを選択する
⑤ 「サブネットマスク」の欄に表示された値を確認する
こちらはGUIで操作できるため、コマンドに慣れていない方でも直感的に確認できる方法です。
iPhoneやAndroidでの確認方法
スマートフォンでも、Wi-Fi接続時にサブネットマスクを確認することができます。
iPhoneの場合は「設定」→「Wi-Fi」→ 接続中のネットワーク名の横にある「i」マークをタップ→「IPv4アドレス」欄のサブネットマスクを確認します。
Androidの場合は機種によって操作が異なりますが、「設定」→「ネットワークとインターネット」→「Wi-Fi」→ 接続中のネットワークをタップ→「詳細」または「詳細情報」から確認できることが多いです。
スマートフォンでは表示場所がOSのバージョンや機種によって変わることがあるため、「IPアドレスの詳細」や「ネットワーク詳細」などの項目を探してみるとよいでしょう。
サブネットマスクからネットワーク範囲を計算する方法
続いては、サブネットマスクを使ってネットワーク範囲を計算する方法を確認していきます。
ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスの求め方
サブネットマスクを理解すると、そのネットワークで使えるIPアドレスの範囲を計算できるようになります。
具体的な計算方法を例で見てみましょう。
例:IPアドレス「192.168.1.10」/サブネットマスク「255.255.255.0」の場合
ネットワークアドレス → 192.168.1.0(ホスト部をすべて0にした値)
ブロードキャストアドレス → 192.168.1.255(ホスト部をすべて1にした値)
使用可能なIPアドレスの範囲 → 192.168.1.1 〜 192.168.1.254
使用可能なホスト数 → 254台
ネットワークアドレスとブロードキャストアドレスは機器には割り当てられないため、実際に使えるIPアドレスの数はその分少なくなります。
AND演算でネットワークアドレスを求める
より正確にネットワークアドレスを求めるには、IPアドレスとサブネットマスクのAND演算(論理積)を行います。
例:IPアドレス「192.168.1.10」とサブネットマスク「255.255.255.0」のAND演算
192 AND 255 → 192
168 AND 255 → 168
1 AND 255 → 1
10 AND 0 → 0
結果 → ネットワークアドレスは「192.168.1.0」
この計算により、あるIPアドレスがどのネットワークに属しているかを正確に判断できます。
ネットワーク管理やトラブルシューティングの場面で役立つ知識なので、ぜひ理解しておきましょう。
サブネットを分割する考え方(サブネッティング)
ひとつの大きなネットワークを複数の小さなネットワークに分けることをサブネッティングと呼びます。
たとえば「255.255.255.0(/24)」のネットワークを「255.255.255.128(/25)」に変更することで、2つのサブネットに分割することができます。
企業ネットワークなどでは、部署ごとにネットワークを分けてセキュリティや管理のしやすさを向上させるためにサブネッティングが活用されています。
サブネッティングのポイント
サブネットマスクのビット数を増やすほど、ネットワークを細かく分割できます。
/24(254台)→ /25(126台×2つ)→ /26(62台×4つ)という形で分割が可能です。
ホスト数が少なくなる代わりに、ネットワーク数を増やすことができます。
まとめ
本記事では、サブネットマスクの調べ方と確認方法についてわかりやすく解説しました。
サブネットマスクはIPアドレスとセットで使われる重要な設定値であり、ネットワーク部とホスト部を区別するために欠かせない情報です。
Windowsでは「ipconfig」コマンド、Macでは「ifconfig」コマンドを使うことで手軽に確認でき、設定画面からGUI操作でも調べることができます。
スマートフォンの場合はWi-Fi設定の詳細画面から確認するとよいでしょう。
また、サブネットマスクを理解することで、ネットワークアドレスの計算やIPアドレスの範囲の把握もできるようになります。
ネットワークの設定やトラブルシューティングの際に、本記事で紹介した知識がきっとお役に立てるはずです。
ぜひ実際に自分の環境でサブネットマスクを確認してみてください。