Windowsを使っていると必ずと言っていいほど目にする「.exe」という拡張子ですが、「これって何て読むの?」と疑問を持ったことはないでしょうか。
IT業界でもさまざまな読み方が使われており、正式な発音と一般的な呼び方を把握しておくと会話がスムーズになります。
この記事では、exeファイルの読み方・発音・意味について、英語表記のexecutableという言葉の語源から、IT用語としての使われ方まで詳しく解説しています。
IT初心者の方にもわかりやすい内容にまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
exeファイルの読み方と正式な発音を解説
それではまず、exeファイルの読み方と正式な発音について解説していきます。
exeファイルの一般的な読み方は「エグゼ(ファイル)」です。
IT業界やパソコンユーザーの間では「エグゼファイル」という呼び方が広く定着しており、「ドットエグゼ」と呼ばれることもあります。
英語圏では「EXE file(イーエックスイー ファイル)」とアルファベットをそのまま読む場合と、「executable file(エグゼキュータブル ファイル)」と正式名称で呼ぶ場合があります。
「エグゼ」という読み方の由来
「エグゼ」という読み方は、英語の「executable(エグゼキュータブル)」の最初の音節「exe(エグゼ)」をそのまま日本語読みしたものです。
executableとは「実行可能な」という意味の英語の形容詞であり、「execute(エグゼキュート:実行する)」という動詞に「-able」という「できる」を意味する接尾辞がついた形です。
つまり「exe」は「executable」の略称であり、「実行可能なファイル」を短縮したものです。
「エグゼ」以外の読み方も存在する?
日本では「エグゼ」が最も一般的ですが、人によっては「イーエックスイー」とアルファベットを一文字ずつ読むこともあります。
英語圏のIT専門家の間では「executable」とフルに発音するケースも多く、状況や相手によって使い分けることもあります。
日常会話やサポート場面では「エグゼ」が最も伝わりやすい読み方といえるでしょう。
executableという英語の意味と語源を深掘り
続いては、executableという英語の意味と語源を深掘りして確認していきます。
IT用語の背景を理解することで、より深くexeファイルの意味を把握できます。
executeという動詞の意味
「execute」はラテン語の「exsequi(従って行う・遂行する)」に由来する英語の動詞で、「実行する・遂行する」という意味を持ちます。
コンピュータの文脈では「プログラムを実行する」という意味で広く使われており、「execute a program(プログラムを実行する)」のように表現します。
法律用語では「死刑を執行する」という意味でも使われる言葉ですが、IT用語としての使い方は完全に別の意味です。
executableの意味と使い方
「executable」は形容詞として「実行可能な」という意味ですが、名詞として「実行可能なファイル(実行ファイル)」という意味でも使われます。
英語でのexecutableの使用例:
「This is an executable file.(これは実行ファイルです。)」
「Run the executable to install the software.(ソフトウェアをインストールするには実行ファイルを起動してください。)」
IT英語ではexeをそのまま「イーエックスイー」と読まず、「executable」とフルに言うことで専門的な印象を与えることも多いです。
関連するIT用語の発音と意味
exeファイルと関連するIT用語にも、読み方に迷うものがいくつかあります。
| 用語 | 読み方(日本語) | 意味 |
|---|---|---|
| dll | ディーエルエル | Dynamic Link Library(動的リンクライブラリ) |
| bat | バット | バッチファイル(コマンドをまとめたスクリプトファイル) |
| cmd | シーエムディー | コマンドファイル(batの後継形式) |
| msi | エムエスアイ | Microsoft Installer(Windowsインストーラーパッケージ) |
| com | コム | 古いDOS時代の実行ファイル形式 |
exeという略称の歴史的な背景
続いては、exeという略称の歴史的な背景を確認していきます。
exeという拡張子の誕生には、コンピュータの歴史が深く関わっています。
MS-DOSとexe拡張子の誕生
exeという拡張子はMS-DOS(Microsoft Disk Operating System)の時代から使われています。
MS-DOSには実行ファイルとして「.com」と「.exe」の2種類が存在し、comファイルは64KB以下の小さなプログラム、exeファイルはより大きなプログラムに使われていました。
Windowsに移行してからも.exe拡張子は継続して使われており、現代のWindows 11に至るまで実行ファイルの標準的な拡張子として定着しています。
Windowsにおけるexeの標準化
Windows 3.1からNT系のWindowsに移行するにあたり、実行ファイルのフォーマットがPE(Portable Executable)形式に統一されました。
以降はすべてのWindowsバージョンでPEフォーマットのexeファイルが標準として使われており、現在のWindows 11でも同じ仕組みが採用されています。
長い歴史の中でexeという呼び方とその拡張子は世界中のWindows利用者に広く定着し、IT用語として確固たる地位を確立しています。
他のOSでの「実行ファイル」の呼び方
Windowsではexeが実行ファイルの代名詞ですが、他のOSでは異なる呼び方と形式が使われています。
Linuxでは拡張子のない実行ファイルが一般的であり、ELF(Executable and Linkable Format)形式が採用されています。
macOSではMach-O形式の実行ファイルが使われており、アプリケーションは「.app」バンドルとして提供されることが多いでしょう。
まとめ
この記事では、exeファイルの読み方・発音・意味について、英語の語源や歴史的背景まで詳しく解説しました。
exeは「エグゼ」と読み、「executable(実行可能)」の略称であり、Windowsの実行ファイル形式として長い歴史を持つ拡張子です。
IT用語としての背景を理解することで、exeファイルへの理解がより深まったのではないでしょうか。
今後、exeという言葉を見かけた際には、その意味と歴史をぜひ思い出してみてください。