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等比数列の公比の求め方は?初項や項数の求め方も

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等比数列の問題では、与えられた条件から公比・初項・項数を求める計算が頻出です。

「公比rはどうやって求めるのか」「2項が与えられたときの計算方法は」「項数nを求めるには対数が必要か」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、等比数列の公比・初項・項数の求め方・計算手順・典型的な問題パターンまで、詳しく解説していきます。

等比数列の公比の求め方とは?基本的な結論

それではまず、等比数列の公比の求め方の基本と、押さえるべき結論から解説していきます。

等比数列の公比rを求める最も基本的な方法は、「隣接する2項の比(後の項÷前の項)から計算する」というシンプルな方法です。

公比の求め方の基本:数列 a_1, a_2, a_3, … において、公比 r = a_2/a_1 = a_3/a_2 = a_{n+1}/a_n(どの隣接2項の比も同じ値)。具体的な項が与えられた場合はこの比を直接計算し、一般項a_n=ar^{n-1}の関係から逆算して求める場合は方程式を解きます。

公比の求め方の具体的なパターン

続いては、公比を求める主な問題パターンと計算手順を確認していきます。

パターン1:連続する項が与えられた場合

例題:数列 4, 12, 36, … の公比を求めよ

r = 12/4 = 3(または36/12 = 3)

公比 r = 3

パターン2:第m項と第n項が与えられた場合

例題:第3項が18・第6項が486の等比数列の公比を求めよ

一般項を使う:a_3 = ar² = 18 …①, a_6 = ar⁵ = 486 …②

②÷①:r³ = 486/18 = 27 → r = 3

公比 r = 3

パターン3:和から公比を求める場合

例題:初項2・3項の和が26の等比数列の公比を求めよ

S_3 = 2(1+r+r²) = 26 → 1+r+r² = 13

r²+r-12 = 0 → (r+4)(r-3) = 0

r = 3 または r = -4

(問題の条件に応じてどちらかを選択)

初項の求め方

続いては、初項の求め方の手順を確認していきます。

公比と特定の項から初項を求める

例題:公比2・第4項が24の等比数列の初項を求めよ

a_4 = a × 2³ = 24

a × 8 = 24 → a = 3

初項 a = 3

和と公比から初項を求める

例題:公比3・5項の和が484の等比数列の初項を求めよ

S_5 = a(3⁵-1)/(3-1) = a × 242/2 = 121a = 484

a = 4

初項 a = 4

項数の求め方

続いては、項数nの求め方を確認していきます。

一般項から項数を求める(対数の利用)

例題:初項3・公比2の等比数列で、初めて1000を超える項は第何項か

a_n = 3 × 2^{n-1} > 1000

2^{n-1} > 1000/3 ≈ 333.3

両辺の対数:(n-1)log2 > log333.3

(n-1) > log333.3/log2 ≈ 8.38

n-1 ≥ 9 → n ≥ 10

よって第10項が初めて1000を超える

項数を求める問題では、常用対数(log₁₀)または自然対数(ln)を使って指数を「n」の一次式に変換することが標準的な手順です。

まとめ

この記事では、等比数列の公比(隣接比・方程式解法)・初項(一般項・和の逆算)・項数(対数を使った計算)の求め方について、典型的なパターンと計算手順を詳しく解説しました。

公比・初項・項数を求めるすべての問題の核心は「一般項a_n=ar^{n-1}と和の公式S_n=a(rⁿ-1)/(r-1)を使い、与えられた条件から方程式を立てて解く」という系統的なアプローチにあります。

ぜひこの記事で紹介した計算パターンを参考に、等比数列の問題を自信を持って解けるよう練習してください。