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税込の計算方法は?税抜から税込への求め方や計算式、エクセルでの出し方も!

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商品の購入時や請求書の作成時に「税込価格をどうやって計算するのか」と迷ったことはないでしょうか。

税込価格の計算は消費税の仕組みを理解することで非常にシンプルに求めることができますが、軽減税率の存在もあって混乱する方も多いです。

この記事では、税抜価格から税込価格を求める計算方法・計算式と、エクセルを使った効率的な出し方をわかりやすく解説します。

消費税額の求め方についても触れますので、日常生活やビジネスにすぐ活用してください。

税込価格の意味と消費税の基本をわかりやすく解説

それではまず、税込価格の意味と消費税の基本について解説していきます。

税込価格とは、商品やサービスの本体価格(税抜価格)に消費税を加算した、消費者が実際に支払う最終的な価格のことです。

日本の消費税率は標準税率10%と軽減税率8%の2種類があります。

2021年4月以降、消費者向けの価格表示は原則として税込表示(総額表示)が義務づけられています。

消費税率10%と8%の適用範囲

税込価格を正しく計算するためには、消費税率の適用範囲を理解することが大切です。

標準税率10%は日常的な商品・サービス(衣料品・家電・外食など)に広く適用されます。

軽減税率8%は飲食料品(酒類・外食を除く)と定期購読の新聞に適用されます。

テイクアウトは8%、店内飲食は10%と、同じ商品でも消費形態によって税率が変わるケースもあるでしょう。

税込価格と税抜価格・消費税額の関係

3つの価格の関係は次のとおりです。

税込価格 = 税抜価格 + 消費税額

消費税額 = 税抜価格 × 消費税率

よって:税込価格 = 税抜価格 × (1 + 消費税率)

この関係を理解しておくことが、税込計算の基本となります。

税抜から税込への計算式と具体例

続いては、税抜価格から税込価格を求める計算式と具体的な例を確認していきます。

税込価格の計算式

税込価格(10%)= 税抜価格 × 1.10

税込価格(8%)= 税抜価格 × 1.08

計算例(さまざまな価格)

税抜価格 消費税率 消費税額 税込価格
1000円 10% 100円 1100円
500円 8% 40円 540円
5000円 10% 500円 5500円
298円 8% 23.84円→24円(端数処理) 321円→322円

端数(小数点以下)の処理は切り捨て・四捨五入・切り上げのいずれかで行い、事業者によって扱いが異なるため注意が必要です。

端数処理の方法

消費税の端数処理については、特定のルールが法律で定められているわけではありません。

一般的には切り捨て(フロア処理)を採用している事業者が多く、スーパーやコンビニのレシートでもこの方式が一般的です。

インボイス制度(適格請求書等保存方式)においては、請求書全体での端数処理が1回に限定されているため、明細ごとの端数処理には注意が必要でしょう。

エクセルで税込価格を計算する方法

続いては、エクセルを使って税込価格を効率よく計算する方法を確認していきます。

基本的なエクセル数式

エクセルでの税込計算は非常にシンプルな数式で実現できます。

税込(10%)の計算式:=A1*1.1(A1に税抜価格)

税込(8%)の計算式:=A1*1.08

端数切り捨てにする場合:=ROUNDDOWN(A1*1.1,0)

端数四捨五入にする場合:=ROUND(A1*1.1,0)

ROUNDDOWN関数・ROUND関数・ROUNDUP関数を使い分けることで、端数処理のルールに合わせた税込価格を計算できます。

税率を別セルで管理する方法

将来的な税率変更に対応しやすくするために、税率を別セルに入力して数式で参照する方法が便利です。

B1セルに税率「0.1」を入力した場合

税込価格の数式:=A1*(1+$B$1)

$B$1と絶対参照にすることで数式をコピーしても税率セルを固定できる

税率を絶対参照($マーク付き)で管理しておくと、税率変更時のメンテナンスが大幅に楽になります

大量データを一括計算する方法

商品リストなど大量のデータを一括で税込計算したい場合は、数式をオートフィル(ドラッグ)でコピーするだけで一括処理できます。

さらにPower QueryやVLOOKUP関数を使えば、商品コードごとに異なる税率(10%・8%)を自動的に適用する高度な計算シートも作成できるでしょう。

まとめ

この記事では、税込価格の計算方法・計算式・エクセルでの出し方について解説しました。

税込価格は「税抜価格×1.1(10%)」または「税抜価格×1.08(8%)」で計算できます。

端数処理はROUNDDOWN・ROUND・ROUNDUP関数を使って目的に合わせて行いましょう。

エクセルでは税率を別セルで管理すると、税率変更時の修正が効率よく行えます。

税込計算をマスターして、日常業務や家計管理に役立ててください。