「象限の位置と順番がなかなか覚えられない…」という悩みを持つ方は意外と多いものです。
4つの象限の位置・座標の符号・三角関数との関係をまとめて効率的に暗記することで、数学の問題がぐっとスムーズに解けるようになります。
本記事では、象限の効率的な覚え方と暗記方法を、順番の覚え方・座標符号の覚え方・三角関数との関係の整理とともに解説していきます。
象限は「右上から反時計回りに1・2・3・4」と覚える(結論)
それではまず、象限の順番の最も効率的な覚え方について結論から解説していきます。
象限の順番は「第1象限が右上、そこから反時計回りに第2・第3・第4象限」と覚えるのが最も確実な方法です。
数学では角度の正の方向が反時計回りであることと一致しているため、この覚え方は原理的にも理にかなっています。
「右上の1から反時計回り」という一文を覚えるだけで、4つの象限の位置が自然に導けます。
座標の符号の覚え方
各象限のxy座標の符号は次のような語呂合わせや連想で覚えるとスムーズです。
第1象限(右上):x正・y正 → 「両方プラス、一番良い場所(右上)」
第2象限(左上):x負・y正 → 「左に行ったので横(x)だけマイナス」
第3象限(左下):x負・y負 → 「両方マイナス、第1象限の真反対」
第4象限(右下):x正・y負 → 「横(x)は正のまま、縦(y)が下(マイナス)」
三角関数の符号の覚え方(all・sin・tan・cos)
三角関数が正になる関数を第1〜第4象限の順に並べると「all(すべて)・sin・tan・cos」となります。
この頭文字を使った語呂合わせ「All Students Take Calculus(すべての学生が微積分を取る)」という英語の覚え方が有名です。
日本語では「いつもsinだけtanだけcosだけ」などと覚えると記憶に残りやすいでしょう。
象限を使った問題の解き方のコツ
続いては、象限の知識を問題に活用する際のコツについて確認していきます。
点の象限を瞬時に判定する方法
点(x,y)の象限を判定するには、xとyの符号だけを確認すれば十分です。
計算に時間をかけず、「xが正か負か、yが正か負か」という2つのYes/Noで即座に判定できます。
x>0・y>0→第1、x<0・y>0→第2、x<0・y<0→第3、x>0・y<0→第4という対応を素早く思い出せるよう練習しておきましょう。
グラフと象限を結びつける練習
「この関数はどの象限にグラフがあるか」という問いに素早く答えられるよう、代表的な関数と象限の関係を整理しておくことが有効です。
y=x(奇関数・直線)→第1・第3象限、y=−x(奇関数・直線)→第2・第4象限、y=x²(偶関数・放物線)→第1・第2象限(y≧0)というように整理すると便利です。
試験での使い方
試験では「角θが第○象限にある」という条件から三角関数の符号を素早く決定する問題が多く出題されます。
各象限で正になる三角関数(all・sin・tan・cos)を覚えておくと、符号の判定に迷わなくなります。
また条件「sin θ>0 かつ cos θ<0」からθが第2象限にあると逆向きに判定する問題も頻出です。
| 象限 | 位置 | 符号(x,y) | 正の三角関数 |
|---|---|---|---|
| 第1 | 右上 | (+,+) | sin・cos・tan |
| 第2 | 左上 | (−,+) | sin |
| 第3 | 左下 | (−,−) | tan |
| 第4 | 右下 | (+,−) | cos |
象限の覚え方は「第1象限が右上、反時計回りに2・3・4」が最重要。座標符号は第1が(+,+)、第2が(−,+)、第3が(−,−)、第4が(+,−)。三角関数の符号はall・sin・tan・cos(第1〜第4象限で正の関数)という語呂合わせで覚えましょう。
まとめ
本記事では、象限の効率的な覚え方を、反時計回りの順番・座標符号の整理・三角関数との関係の語呂合わせ・問題での活用方法とともに解説しました。
「右上から反時計回りに1・2・3・4」という順番と「all・sin・tan・cos」という語呂合わせをセットで覚えることで、象限に関する問題への対応力が大きく向上します。
繰り返し確認して確実に身につけ、数学の問題解決に役立てていただければ幸いです。