目標管理やビジネスの進捗確認において「達成率」は最も基本的かつ重要な指標のひとつです。
「達成率の計算方法がわからない」「目標がマイナスの場合どう計算するのか」「エクセルで自動計算したい」という方に向けて、この記事では達成率の意味・計算式・求め方をわかりやすく解説します。
マイナス目標への対応方法やエクセルの関数についても詳しく説明しますので、ぜひ最後まで確認してください。
達成率とは何か?意味と定義をわかりやすく解説
それではまず、達成率の意味と定義について解説していきます。
達成率とは、設定した目標値に対して実際に達成できた値の割合をパーセントで表した指標のことです。
達成率が100%であれば目標をちょうど達成、100%超であれば目標を超過達成、100%未満であれば目標に届かなかったことを示します。
営業目標・KPI管理・プロジェクト進捗・個人目標など、あらゆる場面で使われる非常に汎用性の高い指標です。
達成率が使われる場面
達成率はビジネスのあらゆる場面で活用されます。
営業では月次・四半期・年次の売上目標に対する達成率が最重要KPIのひとつとして管理されます。
製造業では生産目標・品質目標・コスト削減目標の達成率が評価指標となります。
個人のダイエット目標や学習目標など、日常生活での目標管理にも達成率の概念は活用されるでしょう。
達成率と進捗率の違い
達成率と混同されやすい言葉として「進捗率」があります。
達成率は「最終目標に対する現時点の達成度」を表すのに対し、進捗率は「全体の作業量に対して完了した作業量の割合」を表すという使い分けがあります。
プロジェクト管理では進捗率(作業の完了度)、営業管理では達成率(目標に対する実績の割合)が主に使われます。
達成率の計算式と求め方を具体例で解説
続いては、達成率の計算式と具体的な求め方を確認していきます。
達成率の計算式
達成率(%)= 実績値 ÷ 目標値 × 100
計算例(プラス目標の場合)
例:売上目標500万円・実績600万円の場合
達成率 = 600 ÷ 500 × 100 = 120(%)
→ 目標を20%超過達成
例:売上目標500万円・実績450万円の場合
達成率 = 450 ÷ 500 × 100 = 90(%)
→ 目標の90%を達成(10%未達)
達成率の計算では「分母に目標値・分子に実績値」を置くことが最重要ポイントであり、逆にしてしまうミスが多いので注意しましょう。
マイナス目標の達成率の計算方法
コスト削減・不良品率低減など、目標値がマイナスや「減らすことが目標」の場合の達成率計算は注意が必要です。
例:コスト削減目標 −100万円(100万円削減が目標)・実績 −120万円削減の場合
方法①:達成率 = 120 ÷ 100 × 100 = 120%(削減額で計算)
例:前年比を目標にする場合(目標:前年比80%・実績:前年比75%)
方法②:達成率 =(100 − 75)÷(100 − 80)× 100 = 25 ÷ 20 × 100 = 125%
マイナス目標の達成率は計算方法が複数あるため、チームや組織内でルールを統一しておくことが重要です。
エクセルで達成率を計算する方法
続いては、エクセルを使って達成率を効率よく計算する方法を確認していきます。
基本的なエクセル数式
A1:目標値、B1:実績値が入力されている場合
達成率(%):=B1/A1*100
または書式をパーセンテージに:=B1/A1
エラー処理付き:=IFERROR(B1/A1*100,”−”)
小数第1位まで表示:=ROUND(B1/A1*100,1)
条件付き書式で達成率の色分けをする方法
エクセルの条件付き書式を使えば、達成率の高低を自動的に色分けして表示できます。
たとえば「100%以上は緑・80〜100%は黄・80%未満は赤」というルールを設定することで、未達案件を一目で把握できる管理表が作れます。
達成率の色分け管理表は、営業チームの進捗共有や上長への報告資料として非常に有効なツールとなるでしょう。
まとめ
この記事では、達成率の意味・計算式・求め方・エクセルでの出し方・マイナスの場合の扱いについて解説しました。
達成率は「実績値÷目標値×100」で計算でき、100%超過が超過達成・100%未満が未達を示します。
マイナス目標の場合は削減量や変化量を使って計算し、組織内でルールを統一することが大切です。
エクセルではIFERROR関数や条件付き書式と組み合わせることで、効率的な達成率管理表を作成できます。
達成率の計算をマスターして、目標管理をより効果的に活用しましょう。