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華氏と摂氏の単位記号は?°Fと°Cの表記方法も!(華氏 単位:度の表記:温度記号:英語表記など)

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温度を表すとき、日本では「℃(摂氏)」が一般的ですが、海外のニュースや料理レシピなどで「°F(華氏)」という表記を見かけることも少なくありません。

しかし「°Fってどう読むの?」「℃と°Cは同じ?」など、単位記号の正確な意味や表記ルールについて疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

本記事では、華氏と摂氏の単位記号・°Fと°Cの正しい表記方法・英語での読み方について、わかりやすく解説していきます。温度記号の使い分けや国際的な標準についても詳しく見ていきましょう。

華氏の単位記号は「°F」、摂氏の単位記号は「°C」が正式表記

それではまず、華氏と摂氏の単位記号について解説していきます。

温度の単位記号は国際的に定められており、華氏は「°F」、摂氏は「°C」が正式な表記として使用されています。

この「°」は「度(degree)」を意味する記号であり、F・Cはそれぞれ考案者の名前に由来しています。

Fはファーレンハイト(Fahrenheit)の頭文字、Cはセルシウス(Celsius)の頭文字です。

日本語では「℃(摂氏)」という合字が広く使われていますが、国際単位系(SI)において公式に認められている記号は「°C」(スペースなしの2文字の組み合わせ)です。

温度単位記号の正式表記まとめ

華氏(ファーレンハイト):°F(degree Fahrenheit)

摂氏(セルシウス):°C(degree Celsius)

絶対温度(ケルビン):K(kelvin)※°記号は不要

なお、絶対温度のケルビンは「°K」とは書かず、単に「K」と表記する点に注意が必要です。

これは1967年の国際度量衡総会(CGPM)にて正式に決定されたルールで、ケルビンは「度」ではなく独立した熱力学的温度の単位として扱われているためです。

°Fと°Cの記号の読み方と英語表記

続いては、°Fと°Cの英語での読み方と表記ルールを確認していきます。

°Fの英語読み方と表現方法

「°F」は英語で「degrees Fahrenheit(ディグリーズ・ファーレンハイト)」と読みます。

たとえば「98.6°F」は「ninety-eight point six degrees Fahrenheit」と表現します。

日常会話では「degrees」を省略して「ninety-eight point six Fahrenheit」と言うこともありますが、正式な科学的文書では「degrees」を含めた表現が推奨されます。

また「°F」の記号は「F」の前に「°(degree sign)」を付けて書き、数値と記号の間にはスペースを入れるのが国際標準(ISO 80000-1)のルールです。

正しい表記例(ISO規格準拠)

正:98.6 °F(数値と記号の間にスペース)

誤:98.6°F(スペースなし)※ただし日常使用ではスペースなしも一般的

正:36.6 °C(摂氏の場合も同様)

°Cの英語読み方と日本語との違い

「°C」は英語で「degrees Celsius(ディグリーズ・セルシウス)」と読みます。

日本語では「摂氏(せっし)」という言葉が使われますが、これは「セルシウス」を漢字で音訳したもので、「摂」はセルシウスの「セ」に対応する当て字です。

英語圏では「centigrade(センチグレード)」という旧称も使われることがありましたが、1948年の国際度量衡総会(CGPM)以降は「Celsius」が正式名称として統一されています。

したがって、現在では英語でも「centigrade」より「Celsius」を使うのが正確な表現と言えるでしょう。

日本語の「℃」と国際表記「°C」の違い

日本語環境で広く使われる「℃」は、JIS(日本工業規格)およびUnicode(U+2103)で定義された文字で、°とCを組み合わせた合字(リガチャ)として扱われます。

一方、国際表記の「°C」は「°(U+00B0)」と「C(U+0043)」の2文字を組み合わせたものです。

どちらも温度を表す記号として広く認識されており、日常的な使用では大きな問題はありませんが、国際的な科学文書では「°C」を使用するのが適切です。

記号 Unicode 分類 推奨場面
U+2103 合字(日本語環境) 日本語文書・日常使用
°C U+00B0 + C 2文字の組み合わせ 国際文書・科学論文
°F U+00B0 + F 2文字の組み合わせ 英語圏・国際文書
U+2109 合字 特殊用途・レガシー環境

温度記号の国際標準と正しい書き方のルール

続いては、温度記号の国際標準と正しい書き方のルールについて詳しく見ていきます。

温度記号の表記ルールは、国際標準化機構(ISO)や国際度量衡局(BIPM)によって定められており、科学や工学の分野では統一されたルールに従うことが求められます。

ISO 80000-1に基づく表記ルール

ISO 80000-1(量及び単位に関する国際規格)では、数値と単位記号の間に半角スペースを1つ入れることが規定されています。

これは温度に限らず、すべての物理量に適用されるルールです。

たとえば「25°C」ではなく「25 °C」と書くのが正式な表記となります。

ただし現実には、スペースなしの「25°C」や「75°F」という表記が日常的・商業的な文書では広く使われており、どちらも意味は通じます。

°(度記号)の正しい入力方法

「°」(degree sign, U+00B0)は一般的なキーボードに専用キーがないため、入力方法を知らない方も多いかもしれません。

代表的な入力方法は以下の通りです。

°(度記号)の入力方法

Windows:Alt + 0176(テンキー使用)またはUnicode入力 00B0 → Alt+X

Mac:Option + Shift + 8

日本語IME:「度」と入力して変換候補から「°」を選択

HTML:° または °

温度記号の使い分けまとめ

実際の文書作成においては、以下の使い分けを意識するとよいでしょう。

日本語の一般的な文章や報道では「℃」が一般的で読み手にも親しみやすい表記です。

国際的な学術論文・技術仕様書・英語文書では「°C」または「°F」を使い、数値との間にスペースを入れるのが標準とされています。

プログラミングや電子データの文脈では、Unicodeのコードポイントを意識した上で適切な文字を使用することが重要です。

どの表記を使うにしても、文書内で統一されていることが何よりも大切なポイントと言えるでしょう。

まとめ

本記事では、華氏・摂氏の単位記号、°Fと°Cの表記方法・英語読み方・国際標準ルールについて詳しく解説しました。

華氏の単位記号は「°F」(degree Fahrenheit)、摂氏の単位記号は「°C」(degree Celsius)が正式表記です。

日本では「℃」の合字が広く使われており、国際的な科学文書では「°C」が推奨されます。

数値と記号の間にスペースを入れる(例:25 °C)のがISO規格のルールですが、日常的にはスペースなしの表記も広く通用しています。

温度記号の正しい知識を持つことで、英語の気象情報や料理レシピ、科学文書などをより正確に読み解けるようになるでしょう。