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税率の計算方法は?求め方や計算式、消費税率・軽減税率の出し方も!

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ビジネスや日常生活で消費税を計算する際、「税率とはどういうものか」「税率から消費税額をどう求めるのか」を正しく理解しておくことは非常に重要です。

特に2019年から導入された軽減税率(8%)と標準税率(10%)の2種類が存在する現在は、正確な計算が一層求められます。

この記事では、税率の意味・計算式・求め方を消費税率・軽減税率の出し方も含めてわかりやすく解説します。

税率とは何か?意味と種類をわかりやすく解説

それではまず、税率の意味と種類について解説していきます。

税率とは、課税対象となる金額(課税標準)に対して課せられる税金の割合のことです。

日本の消費税においては、現在「標準税率10%」と「軽減税率8%」の2種類の税率が存在します。

税率は「%(パーセント)」または「小数」で表され、税額の計算の基礎となる非常に重要な数値です。

消費税率の歴史

日本の消費税率は段階的に引き上げられてきました。

時期 消費税率(標準) 主な変更内容
1989年4月〜 3% 消費税導入
1997年4月〜 5% 税率引き上げ
2014年4月〜 8% 税率引き上げ
2019年10月〜 10%(標準)8%(軽減) 複数税率制度導入

現在の標準税率10%は国税7.8%と地方消費税2.2%の合計であり、軽減税率8%は国税6.24%と地方消費税1.76%の合計です。

軽減税率の対象品目

軽減税率8%が適用されるのは、飲食料品(酒類・外食・ケータリングを除く)と定期購読契約の新聞です。

外食(レストラン等での飲食)は10%ですが、同じ食品でもテイクアウト・デリバリーは8%になるなど、消費形態によって税率が変わる点に注意が必要です。

税率を使った消費税の計算方法

続いては、税率を使った消費税の具体的な計算方法を確認していきます。

消費税額の計算式

消費税額の計算式

消費税額 = 税抜価格 × 税率

税込価格 = 税抜価格 × (1 + 税率)

税抜価格 = 税込価格 ÷ (1 + 税率)

税率10%を小数で表すと0.1、8%は0.08として計算に使います。

消費税額の計算例

標準税率10%の例:税抜5000円

消費税額 = 5000 × 0.1 = 500円

税込価格 = 5000 × 1.1 = 5500円

軽減税率8%の例:税抜1000円

消費税額 = 1000 × 0.08 = 80円

税込価格 = 1000 × 1.08 = 1080円

税率を掛けて消費税額を出し、元の金額に足すか「1+税率」を掛けることで税込価格が求まります

税率を逆算で求める方法

税抜価格と税込価格がわかっている場合、次の式で税率を逆算することもできます。

税率(%)=(税込価格 − 税抜価格)÷ 税抜価格 × 100

例:税抜1000円・税込1100円の場合

税率 =(1100 − 1000)÷ 1000 × 100 = 10(%)

レシートや請求書から実際に適用された税率を確認したい場合に便利な計算式です。

税率に関わる実務的な注意点と応用

続いては、税率に関わる実務的な注意点と応用について確認していきます。

複数税率が混在する場合の計算

食品と日用品など、税率が異なる商品が混在する場合は、税率ごとに分けて合計を計算する必要があります。

例:食品(税抜500円・8%)と日用品(税抜1000円・10%)を購入した場合

食品の消費税:500 × 0.08 = 40円

日用品の消費税:1000 × 0.1 = 100円

消費税合計:140円

税込合計:500 + 40 + 1000 + 100 = 1640円

インボイス制度では、税率ごとに分けた消費税額の記載が求められるため、正確な税率適用が重要です。

エクセルで税率計算を行う方法

エクセルでは税率を管理するセルを設けて計算することで、税率変更時にも柔軟に対応できます。

また、IF関数を使って商品カテゴリに応じて税率を自動選択する仕組みも作れます。

IF関数で税率を自動選択する例(B列に「食品」または「その他」が入力されている場合)

=IF(B1=”食品”,A1*1.08,A1*1.1)

IF関数とVLOOKUP関数を組み合わせることで、大量の商品データに対して税率を自動適用する計算シートを作成することも可能です。

まとめ

この記事では、税率の意味・計算式・消費税率・軽減税率の出し方について解説しました。

税率とは課税対象金額に対する税金の割合であり、現在は標準税率10%と軽減税率8%の2種類があります。

消費税額は「税抜価格×税率」、税込価格は「税抜価格×(1+税率)」で求められます。

複数税率が混在する場合は税率ごとに分けて計算し、正確な消費税額を把握することが大切です。

税率の計算をしっかりマスターして、日常生活や経理業務に役立ててください。